BASHAMICHI-JIN

2018年春、復刊決定

横浜馬車道に生きる、横浜馬車道を愛する

いま、再びの馬車道へ

 あれは、今から6年前だった。この街にやってきて、たくさんのことを知りたくて、右も左もわからないんじゃダメだからと作り始めたのがきっかけだった。あの頃、まだ20代前半で、何をやっても楽しくて、失敗なんか恐れることを知らなくて、やるだけやっちゃえ精神満載の時期だった。6年も経てば流石に社会の流れとか、そういう何か得体の知れないものに怯えるようになって、冒険する心がだんだん狭まってくる。きっと、それが俗に言う「大人になる」ってことなのかな、なんて、しみじみと感じる年齢になってしまった。とはいえ、まだ30代。世間の先輩たちは皆、声を揃えて言う。〝30代が一番楽しい〟と。果たして本当にそうなのか。それは、この先の10年を過ごしてみなくちゃわからないけれど、とりあえず、まだ、30という数字のゲートをくぐったばかり。先に何が待ち受けてるのかなんてわからないけど、出来ることを一つ一つチャレンジしていく気持ちは年齢なんて関係ない。

 20代で一番心に残った出来事が、この横浜馬車道という街で過ごしたことだった。6年前、東京を中心に活動していた我々は〝横浜〟というキーワードに憧れていた。ドライブするのにも、ちょっと買い物行くのにもわざわざ、都心を過ぎて、この横浜へやってきた。レンガの街並みがあって、みらいの風景が広がっていて、海がすぐそばにあって、それで、東京よりもごちゃごちゃしていない。そんな憧れの街を拠点にしたいと思うまでに時間はかからなかった。縁あって、やってきたのが〝馬車道(ばしゃみち)〟だった。その名の通り、元々は馬車が通る道があったことが由来となっているこの街は、みなとみらいと元町・中華街との中間にある。横浜に遊びに行けば、つい見落としがちな街でもある。通り過ぎただけじゃわからない魅力がたくさん詰まった街であり、我々の原点でもあるこの〝馬車道〟は、久々に帰ってきたことを感じさせないぐらい自然と、すんなりと受け入れてくれた。

 30代になって、20代のうちにやり残したことをもう一度、やってみたいと思う気持ちが強くなり、今の自分たちが作るものと、あの時の自分たちが作るものの違いをまた楽しむのもしてみたいと思った。だから、帰ってきた。もう一度、この街からスタートするために。そして、今度は、きっとずっと、この街で落ち着けるように。いや、多分、もう落ち着くと思う。それだけ「大人になった」から。

まずは〝わたしのマチオモイ帖2018〟に参加が決定!

2018年3月15日〜3月29日まで大阪・メビック扇町にて展示予定!

〝わたしのマチオモイ帖1日だけの東京展〟に参加しました

11月9日(木)、KITTE東京にて1日限定で開催された〝わたしのマチオモイ帖1日だけの東京展〟に参加しました。2013・2014年に製作を行った『馬車道帖』と2016年に製作を行った秋田『能代大森山帖』の全3冊が展示されていました。また、11月16日〜18日までは、大阪・メビック扇町にて特別展示も開催されます。

すでに発表した通り『馬車道帖』2018年版の製作を進めています。新たな馬車道帖をお楽しみに。

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